病院紹介

院長からのメッセージ

医学生・研修医の皆さん、このパンフレットを手にとっていただきありがとうございます。 西淀病院は、地域に根ざした病院として地域医療に貢献しながら、研修医・専攻医の皆さんが総合的な診療能力を習得できるように全力をあげて支援しています。 初期研修、総合診療専門研修、内科専門研修の3プログラムが連動して、多様な経験と実践の場を提供しています。また、少人数での研修で指導医との距離が近く、多職種で学びあえる環境も魅力です。西淀病院は「小さな病院で大きく成長する研修」をめざしています。進路に迷っている方も、専門性と総合性の両立を目標にする方も、一人ひとりに寄りそったていねいな研修で理想の医師像を実現していきましょう。

西淀病院 院長
福島 啓

西淀病院 院長 福島 啓

西淀病院のあゆみ

西淀病院は1947年、戦後の復興期に「働く人たちの健康を守る病院を」との願いからスタートしました。それ以来、労災・職業病、公害医療など社会的背景をふまえた医療を担い、現在も地域医療の最前線で住民の健康を支えています。近年では予防医療にも力を入れ、WHO認定の健康増進拠点病院(HPH)として、地域との連携を軸とした包括的な医療体制を構築しています。幅広い医療と人間的な学びを提供する場として、多くの研修医・専攻医を迎えています。

西淀病院の外観の写真

HPHのとりくみ

西淀病院での研修を通じて、あなたは地域の健康を守る医師としての第一歩を踏み出します。当院では、患者さんの疾患だけでなく、その背景にある社会的要因(SDH)にも目を向ける診療を学びます。当院は定期的に地域診断を行い、地域の課題やニーズを共有し、孤立や生活環境の課題に寄り添う力を養いながら、社会的処方の実践を行う医療者を養成しています。また、医療と地域住民をつなぐ「友の会」の活動を通じて、地域全体の健康づくりを実感できます。さらに、当院は「日本HPHネットワーク」に所属し、予防医療にも力を注いでいます。長年実施している小中学校での喫煙防止教室を含め、若い世代にも健康意識を広げています。西淀病院で得た経験は、医学的なスキルと人間性を兼ね備えた医師として成長し、未来の医療を支える基盤となることでしょう。
https://nishiyodo.org/hph/

HPHのとりくみ

病院概要

二次救急指定医療機関
総ベッド数
218床
回復期リハビリテーション病棟
60床
地域包括ケア病棟
58床
地域包括医療病棟
50床
一般急性期病棟
46床
HCU
4床

臨床実績件数

救急外来
4651
内救急車
2678
入院
3156

(2024年度実績)